超精密電解鏡面研磨加工のピュアグラインド

不動態被膜とクロム濃縮について

不動態化とは, 金属表面に酸化被膜を生じさせ、内部の金属組織を腐食から守らせる状態にすることです。
不動態になりやすいものとしては、アルミニウム、ニッケル、またその合金(ステンレス)などがあります。例えば、ステンレスは含有するクロムの空気酸化により、表面に酸化被膜を形成するため、さびを防ぐためのめっきや塗装をする必要はなく、半導体製造工程に使用される腐食性ガス及び薬液による製造ライン上の高価な製造装置や配管など、幅広く用いることが出来ます。
電解研磨は、化合物に高い電圧をかけることにより酸化還元反応を引き起こし、不動態被膜はこの酸化還元反応により生じることになります。
電流は電気抵抗の少ない金属の突起部分に強く流れ金属を溶かし、逆に電気抵抗の強い凹み部分には弱く流れるため、金属は平面化していきます。
さらに、同じように電気抵抗の違いにより、不動態皮膜の薄い部分に優先的に電気分解による酸化(不動態化)が進むため、緻密で均一な不動態皮膜が形成されることになります。
当社の電解研磨による酸化は深さ平均60オングストロームあたりからになります。電解研磨の後、キレート処理を行ないます。


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